トライアングルは、90°と45°の二等辺三角形の形をした型板です。トライアングルをMDFや合板などにねじ止めし、ルーターで切り抜きます。ルーターにはベアリングの付いたフラッシュトリムビットやパターンビットを取付けて切り抜いて下さい。
トライアングルと同じ大きさに切り抜かれてできた複製(コピー)を実作業で使用します。トライアングル自体を直接実作業に使用するのではありません。従って、複製に使われるMDFや合板・プラスチックなどの材料の厚みは自由ですし、何個でも作ることができます。 |
トライアングルには主に3つの使い方があります。
■ 90°クランピング
トライアングルで複製したものを左の図のような赤で示す形状に加工すれば、作品を仮止めしたり組み立てる時に精度の高い直角を保持することができます。ここでは本棚の組立に使っています。 また、右の写真のように二等辺部分に立ち上がりを設ければ、2つの材料板を外側から直角を保持するクランプ台としても使えます。 |
■ 外寸優先の留め切り
右図のような枠を45°で接合する留め接ぎで製作する時に使います。留め接ぎ加工が難しいのは、正確に材料板のコーナーから切りはじめ、その角度は正確に45°でなければならいことです。この2つの条件を満たしながら8か所すべてを加工できなければ、組み上げた時に誤差が現われ、ずれてしまうことになります。この誤差を可能な限りゼロに近づけ、パターンビットで加工するための機能がトライアングルに備わっていますので、「留め切りジグ」を製作することができます。 |
トライアングルにはダボ穴が6か所あります。三角形複製時にその穴もあけ、付属のダボを打ち込みます。このダボに材料板と端材をあてがうことで材料板を自動的に定位置にセットでき、正確に材料のコーナーから切りはじめ、その角度も正確な45°で加工できるようになり、2つの条件を満たします。 |
■ 内寸優先の留め切り
左の図のように、例えば合板でテーブルの天板を製作する場合、周囲の断面(木口)を角材などで隠し、コーナーを留め接ぎにすると仕上がりがすっきりします。この場合、右の図のような丸ノコテーブルのマイタースロットを利用した簡単なジグを自作することで精度の高い加工ができます。(取扱説明書参照) |
トライアングルはあなたのアイデア次第で様々な用途に活用できます。
取扱説明書(PDFファイル/3ページ/19.1MB)もご覧下さい。
こちら(外部サイト)から当製品の使用説明ビデオをご覧いただけます。
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